老若男女に関わりある「痔」、自宅で手軽に対処するには?

痔という病気には、男性の方がかかりやすいイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。しかし、実はそんなことはないのです。痔は老若男女に平等に関わる、誰にとっても他人事ではない話題なんです。

成人の約半数は「痔」の経験者!?

痔には出血や痛みを伴わず自覚症状がないケースもあり成人の実に半数以上が「痔の経験がある」と言われています。
その上、痔の種類は実に多岐にわたります。その中でも代表的なものは3つあり、ぽこっと腫れ上がる「いぼ痔」、裂傷ができ出血を伴うことが多い「切れ痔」、炎症を起こして膿みが生じる「痔ろう」です。それぞれで症状も、発生する患部も、痛みや出血の度合いも異なります。

一般的にはもっとも多いのは男女ともに「いぼ痔」で、全体の約半数を占めると言われます。
2位以下は男女で若干違いがあり、男性の2位は「痔ろう」3位が「切れ痔」となっているのに対し、女性は2位と3位が逆になっています。痔ろうの主な原因はストレスと言われており、仕事上のストレスや飲酒の機会が要因になっていると考えられます。
女性は妊娠期の赤ちゃんの重みによる「うっ血」や、出産時の「いきみ」、また便秘による発症の例が多いようです。他にも、男性と比べて腹筋が弱いため便を押し出す力が足りない、ダイエットで食事制限などをしすぎて充分な便ができないなどの要因もあるとか。

自宅でできる対処法

さて、そんな身近な疾病である「痔」になってしまったらどうするか。もちろん専門医にかかるのがもっともおススメにはなるのですが、忙しい・恥ずかしい・面倒などの理由からなかなか肛門科には行きづらいもの。
そこで、自宅で対処ができる医薬品をご紹介いたします。

対処は大きく分けて「奥側の患部に届く注入軟膏」と、「手前側の患部に塗りやすい軟膏」があります。順に見ていきましょう。
注入軟膏は奥にある幹部まで届きやすい反面、手前側には軟膏塗布が上手くいかないことがあります。どちらかというと「切れ痔」よりは「いぼ痔」向けと言えるでしょう。


注入軟膏としてはもっとも代表的なものとして、こちらの「ボラギノールA注入軟膏」があります。
TVCMなどでも人気(?)があり、知名度も高いですね。傷の治りを助ける「アラントイン」をはじめとした4つの有効成分が含まれた軟膏が、直接届いて効果を発揮してくれます。

 

次に塗るタイプの軟膏ですが、比較的手前側に患部が生じやすい「切れ痔」に向いているといえます。このジャンルでは「クラシエ 紫雲膏(シウンコウ)」があります。
ストイックなパッケージですが、なんと江戸末期に「華岡青洲」が処方した漢方の軟膏です。天然由来の成分を多く含み、やけど等にも効果があります。ボラギノールと違ってご家庭の薬箱に入っていても違和感がありませんね。

 

最後に

いかがでしたか?なかなか人には相談できない、でもなんとかしないと辛いというのが「痔」の厄介なところです。紹介した軟膏で治らなければ、早めに病院に行くことも検討してみてくださいね!